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数千年の歴史を持つ簿記は、個人から国家、グローバル企業に至るまで、共通の枠組みで分析を可能にします。従来の経済学が破綻を繰り返したのに対し、簿記は厳格に「お金の出入り」(フローとストック)を測定します。 簿記の核となる「複式簿記の原理」は、お金の動きと、それに対応する相手方(商品やサービス)を同時に記録することで、極めてごまかしが効きにくい構造を持ちます。不正な意図を持った取引(簿外や期間操作)は、帳簿の記載を複雑化させ、かえってその不自然さが露呈します。 簿記の記録を見ることで、会社の理念の有無、経営者の人柄や過度な報酬、企業の安定性や成長のドラマ(時系列での変化)まで、目には見えない本質が明らかになります。 したがって、簿記は人生やビジネスにおける「ゲームのルール」であり、この原則を理解することが、適切な判断と行動の基盤となると強調されています。
担当講師 |
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講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長 |